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夢ライブ’91のMCレビュー

--  長い・・・ でも面白い! --

・ずいぶん昔の話ですが・・・
'91年7月の”夢ライブ”の模様が収録されている『Listen to Me』にはライブトーク(MC)も含まれている。中でもLive Talk 2は最も長時間で、10分あまりにわたってノーカットの明菜トークが収められている。”スペシャル”なライブだったということもあるが、これだけ長時間のMCが収録されているアルバムはPV、ライブビデオ含めて、今のところこれだけである。この時のトーク、何回聞いても飽きないので、ヒマにまかせて、ちと深入りしてみた。

・あらすじ
明菜さんが話した内容は大筋、次の通り:
  1. つい最近、誕生日だったけど、ドラマの撮影で忙しかったのでお祝いしなかった。
  2. 長年(この時点で10年目)タレントやってるのにきちんとした話し方ができず、タメ口の自分にゴメンナサイ。
  3. ライブとかでファンの人と掛け合いをするのが好き。デビューの頃からそうだった。”テレビ用の明菜ちゃん”をちょこっと披露。
  4. CRUISEとCross My Palmのエピソード。特に、Cross My Palmは全曲英語の歌なので苦労した。
  5. シングルももちろん大事だけど、個人的にはアルバムが好きで、力を入れてる。
  6. 最近は(アルバムとかの)ネタを探すのが大変だけど、ファンレターは参考になる。来年のカレンダーに乞うご期待。
  7. 夏休みの予定がない人はこのコンサートで海外へ行った気分になってください。
  8. (会場からの声かけに)オチをつけて次曲へ。

・話が長いのはナゼ?
とまぁ、要約するとだいたい上のような内容であるが、実際に話したのは下にある通り、と〜っても長いのである。テレビ等でのトークでも明菜さんは語りだすと結構長いことしゃべっている。「明菜のグダグダ話」と辛口な事をいう人もいるくらいだ。
何故、長話となるのか? 女性はもともと話し好きの人が多いけど、明菜さんの場合それに加えて、自分の考えをしっかりと聞き手に伝えたい、正確に相手に理解してもらいたいという思いが人一倍強いのか、ついつい冗長な言い回しになるようだ。それと、話しているうちに口をついて出た言葉についてご丁寧に説明を始める。つまり、よく話が横道にそれる。結果、話が長くなる。
良し悪しは別として、あれもこれも話してあげたい、聞かせてあげたい、という明菜さん流のサービス精神が垣間見えて、このへん、なんとなく「世話好き明菜」の性格がトークにも表れているような気がする。

・このMCを聞いて思ったこと
今はどうかわからんが、デビュー当時からアルバムに力を入れていたのは確か。明菜さんがMCで言ってる『アルバムはそれを聴く人の生活の一部になる』は、自分もその通りだと思う。たとえそれがどんな怪作であっても、自分の思い出とリンクしてたらかけがえのないアルバムになる。長年のファンにとっては生活の一部どころか、もう、『人生の一部』でしょう。
このときのライブは特別な意味があったとはいえ、明菜さんのファンに対する思いと、明菜さんと会場の一体感がよく伝わってくる。それにしてもうまいこと「声かけ」するファンのかたがいるもんだ。それに対してナイス返しができる明菜さんにも感心。両方とも頭の回転が早いんだろね。
このときのトークに限らず、気取らずに話すときの明菜さんは、そこらのお笑いタレントよりよっぽどしゃべりがうまいし、間がいいというか、とにかく面白い。それもよく考えると、シリアスな歌を怖いくらいに感情移入して歌い上げる歌手”中森明菜”が話すからこそ面白いんだろうな。

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以下は1991年11月28日に発売されたライブアルバム『Listen to Me』のDisc1-Track17に収録されているLive Talk2 (ノーカット版)からの引用です。 【 】内は会場の様子と声かけ等。

    どうもありがとうございました。【パチパチパチパチ Hooo!】 えー、ちょっと、えーがんばって、えー私の中で一番しんどいコーナーが終わったぞッと。 【ヨカッタヨカッタ!ヨカッタヨー!】
    フフ、【お誕生日オメデトー!】どうもありがとうございます。26だよ26!あっという間だね。モウ、この間16歳だと思ったのにぃ。やんなっちゃうよねぇ〜。【誕生日おめでとう!】ありがとう、誕生日だよ〜、誕生日、今年はねぇ、【Hoo!パチパチ】・・もうかなり過ぎちゃったけどねぇ、今年はお祝いしなかったの。あのねぇー、このコンサートのリハーサルに入る前にフジテレビのドラマをやってたのよ。【Hooo! パチパチ!】フフ、8月のね、30日、そう30日にやるんだけれども、それがすん〜〜・・・ごくハードでね。毎日2時間しか眠れないのよ! 2週間、まる2週間2時間しか眠れなくて、「やっとドラマが終わったな!」と思ったらもうコンサートのリハーサルになっちゃったのね。だから〜、まぁ普通でまだ元気なときはねぇ、あの最近ちょっと太ってきたし「ヤッタ!」って思ってたんだけどドラマでまたちょっと痩せちゃったんだけど、ま、普通元気な時だったらさっきのメドレーも何てことナイノヨ! ハハ、あの、う〜ん、何てことないんだと思うんだけどもね。
    で、【???!】どうもありがと。歌うたってるのとこうやってしゃべりだすのとすんごいギャップでしょ! ハハハハ!!【Wahh パチパチ】びっくりしちゃうよねぇ!? 何かね、もうほんとに2重人格だからホーハハハハ・・・ヒヒッ、だめなのね。なんかほら、みんなはー、あたしすごいあのー、なんていうのかな、あのうぬぼれてるのかもしれないけど、わたしのこと好きで来てくれてると思ってるからぁ、【ダイスキー!】フフ、甘えちゃうのね、つい甘えちゃうの。ホントはこう目上の人とか、きちんとした所でちゃんとしたしゃべり方っていうのがあるじゃない? でっ、出てくる前はちゃんと頭の中で考えてくるのよ。こういうふうにしゃべって、で「今日は皆さんどうもありがとうございます」ってこうやって言おうハハ・・思ってんだけどぉ、ハハハハ、思ってんだけどついこう、ねっあの、今日はちょっとおっきいところだから、あまり後ろのほうの人の顔がよく見えないですけれども、前のほうの人の顔は多少見えるのね。で、こうやって笑顔で見ててくれると、こうやって目が合っちゃったりなんかすると「エへぇ〜」っとかなっちゃうフフ。すんごいちっちゃい頃から照れ屋さんだからねぇ、なんか人の前に出る、だからホントはこんなステージで歌うなんてホントは信じられないんだけどね、お写真・・【今日はアガってないからイイヨー!】ねっ!今日は、チョット、チョット落ち着いているの、うん、ヨカッタヨカッタァ-!【笑】 だめだよねぇ、こんな10年もやってるタレントのくせにさ、な〜んかぜんぜんホントにみんなに頼ってばっかりでね、甘えん坊で。どうもスイマセン。 【明菜チャーン!】
    ふふふ〜!うれしいなぁ、なんか! あのー、あたしね、あの〜何ていうのかなぁ、どうしてもほらコンサートとかって一般的にこういうとこ、何か硬いイメージってあるじゃない? で、わたしも構成とかそういうのはきちんとちゃんと作ろうと思って、作ってるんだけれども、どうしても、あたしデビュー当時の頃の自分が一番好きなの、自分ていうかあの、お仕事がね。キャンペーンに行って、あのほら別に特別、席もなくてバーっとみんな来てくれるでしょ、遊園地のこう広場ーとか、動物園とか。で、それがすごくその頃のキャンペーンが好きで、その後もずーっとアキナランドっていうのをずっとやって、回ってたんですけれども、あのーえーと、知ってるかたはね、たくさんいらっしゃると思いますけど、コン今日初めて「明菜ちゃんのコンサート見に来た」っていうかたはあの、ちょっと聞いててくださいね。10年間のあのちょっと歴史っていうかハハハハハハ、ちょっと前のことお話してますから、で、そういうのでこうたくさん来てくれるんだけれども、こうゲームコーナーがあったりとかして、でホントに普通にこう、あの、何ていうのかなこう来てくださっているみんなとお話をしたりするのね、「なんとかー」ってあの掛け合いっていうか声かけてくるでしょ、で「明菜ちゃん、ドーノコーノ」「え、うんそうそうそう、それでねドーノコーノでねー」って言ってね、あの、スタッフの人が止めなかったらそのまま延々話が続いちゃったりとかっていうのがよくあって、で、そういうのがすごくー好きなんですね。だから、どうしてもついついこういうふうになっちゃいますけれども、あの、歌はちゃんときちんと歌いますんでご勘弁ください。それとーですね・・。でもホントはちゃんとしゃべろうと思えばテレビに、テレビの明菜ちゃんはできるんですよ、今日テレビ映してますしね、これ全国に映っちゃったらマズイカぁ!【ダイジョウーブ!】フフ、テレビ用の明菜ちゃん、ちょっとやってみますかハハハ?【パチパチ Hooo!】おすまし。えっと 【明菜さん、今度の新曲は?】「あ、新曲はまだなんです」フフハハハハハ。 それでですね、ちょ〜っとお話させてくださいねフフ。
    えーと、今えーと2曲あの出てきて聴いていただいた曲が、あの、かなり前になっちゃうんですけれども、まだあの、生では歌ったことがなかったアルバムなんです、あの、クルーズっていうアルバムが2年ほど前に出てるんですけれども、そのアルバムを、あの、聴いていただいたんですね。っていうのは、今回どうしてこのアルバムを入れたかっていうのは、あの、出したまんまツアーが回れなくてみんなに生で聴いていただくことができなかったんで、それと、まぁ今アルバムが出てないんで、「一番新しいつったらこれかな!」って思ったんで【笑】。それと、あの、LIARとかこの後聴いていただくんですけれども、その後に英語のナンバーを歌います。この英語は、えーと、そのまた、またさかのぼった前にCROSS MY PALMというアルバムが出てるんですけども、これは【持ってるよー!】12曲入ってるんですね、持ってる? で、これがぜーんぶ英語なんですね。で、【輸入盤も買ったよ】本当にぃ?ありがとねぇ。で、あのこれはほんとに、あのまるまる、あたしアルバムって結構早く作れるほうなんですけども、これは英語があたしまるっきり駄目なほうなんで、あの、3ヶ月間みっちり、あのがんばって、練習して、それで歌ったアルバムなんですね。だからまぁ、英語はそんなにまぁ上手じゃないですけれども、もし何かどっかで機会あったら聴いてください。で、今日はそのアルバムの中から、えーと、3曲4曲ぐらい聴いていただくんですけども、だから今回、このステージは今まで10周年のコンサートっていう感じになってるんですけども、代表曲っていうか、あのシングルはかなりどんどん歌っていくんですけども、アルバムもたくさんわたし出してるんですね。
    で、わたしはあの、1曲もすごく、あの、シングルって大事だなって思うんですけども、あの、わたしは個人的にはアルバムがすごく好きなのね。っていうのはシングルっていうのはすごく好きでも、あの、何回も何回も繰り返してその絵しか出ないじゃない? それがアルバムを1枚作ることでなんかこう、例えばみんなのおウチ、お部屋でかけてくれたときって生活を共にできるじゃない?わたしのアルバムがみんなの一部の生活になれるじゃない? だから、こうなにか、夜ボーッとしてる時にこのアルバムかけてるとなんかくつろげるんだよなー、とか、この、なんか悲しいときにこのアルバム聴いてるとなんかだんだんだんだん元気になってくるんだよねー、とかっていうような、こうみんなの気持ちをこう作ってあげたりとか、リラックスしてあげたりとか、こういうふうに作っていってあげられるアルバムができたらっていうのが私の夢なんで、シングルももちろんがんばってるんですけども、アルバムのほうもすごく力を入れてるんです。で、アルバムでまぁ代表、っていったら、まぁ、一応その、英語をがんばったからと思って今回その英語と、あと、聴いていただいたねCROSS MY PALMを、あ違うCROSS MY PALMじゃなくて、あの、CROSS MY PALMのアルバムと、【クルーズ!】クルーズを、フフ盛り込んでみました、助けてくれてどうもありがとう。
    で、【これからもがんばって作ってねー!】うーん! ね、みんなの、あの、ファンレターとかいただけるから、それに「こういうアルバムを作ってくれたらいいのになー」とか、そういうのたくさん書いてくださいますから、ほんとにあの、「よーし今度はこれで行こう」とかっていうのがすごく、案がね。やっぱり長年やってるといくらいろんな事を思いついても、だんだんネタがなくなってきちゃうのよね。衣装にしてもそうなんだけど、特にほらあたし、シングルでがんばるでしょ? ウワー!って思うようなの着てくるでしょ?【笑】あれはだんだんネタがなくなってくるし、あとはあたしが一生懸命考えてる中ではカレンダーとかもそう、カレンダーももうすぐこのコンサート終わってから撮影するんだけれども、来年のカレンダーもまた、みんなが1年間貼っといても飽きないように作っとくからね、楽しみにしといてね!【パチパチ】
    ウッフフ、ありがとうございます。えーっと、ちょっとお話ズル、ズルズルなっちゃって長くなっちゃってますけれども、えーとまぁ、今日のコンサートは今年のこの夏休みにね、ぜんぜんどこにも行ける企画がないとか、いらっしゃると思うんで、あの、そのかたたちはこの後こういろんな設定っていうか、私のまぁ、あの一応一生懸命考えて、いろんな国に行ったような感覚であの、構成を組んでありましたんで、ありますんでフフフ、よかったら一緒にご旅行してくださいね。【またコンサートやってよ!?】フフ、まだ終わりじゃないんだからその言葉早いのよ〜!【笑】ハハ、それではまず最初にLIARを聴いてください・・【パチパチパチパチ】